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トランプ氏「批判寄稿者特定を」 米司法長官に調査要求

国際

2018年9月8日 夕刊

 【ワシントン=石川智規】トランプ米大統領は七日、匿名の政権高官がニューヨーク・タイムズ紙にトランプ氏を批判する論説記事を寄稿したことに関し、「セッションズ司法長官は誰が書いたのか捜査すべきだ。国家の安全保障に関わる」と述べ、寄稿者の特定を要求した。中西部ノースダコタ州の演説先に向かう大統領専用機内で記者団に語った。

 トランプ氏は、同紙への寄稿を「恥ずべきことだ」と強調。この高官が記事中でロシアや北朝鮮問題への懸念を示していることから「機密情報に触れる会議にも出席しているのだろう。そんな人間に出席してほしくない」と不快感をあらわにした。

 また、掲載した同紙に対しても「状況を見ている」とけん制。何らかの対抗措置を示唆した。

 同記事では、多くの政権高官がトランプ氏の「道徳観念がない」と問題視し、「米国を守るため」に、トランプ氏が指示する政策の実行を一部阻止していることなどを明かした。ペンス副大統領や閣僚らが自身の関与を否定する中、トランプ氏の意を受けたホワイトハウスは「犯人捜し」に躍起で、政権内の混迷が続いている。

 

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