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「視聴者から人種差別」 ベルギー女性キャスター、告発動画

国際

2018年9月8日 朝刊

5日に公表した動画で、人種差別を告発するセシル・ジュンガさん=フェイスブックから

 【パリ=竹田佳彦】ベルギーの公共放送で気象キャスターを務めるコメディアンの黒人女性がフェイスブック上で人種差別の被害を告発する動画を投稿し、注目を集めている。動画は十五時間で五十万回以上再生された。

 女性はベルギーのテレビ・ラジオ局RTBFで気象コーナーを担当するセシル・ジュンガさん。五日夜に「口の攻撃」と題した五分間の動画を投稿し「視聴者から私が黒くてまったく見えないと電話があった」「汚い鍋(黒人女性を蔑視する隠語)はさっさと国へ帰れ、と言われるのはちっとも面白くない。もううんざり」と涙ながらに訴えた。

 被害を告発した理由を「ベルギーには差別がないと考えている人があまりにも多いため」と説明。「自分はベルギー人だ。私がいるのは私の国だ」とも強調した。

 RTBFの責任者は六日、放映した番組内で「人種差別は犯罪だ。言った人間の責任を問うため、あらゆることをする」と述べ、厳しく対応すると宣言した。

 

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