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北朝鮮ハッカー初訴追 米司法省 ソニー攻撃など関与

国際

2018年9月7日 夕刊

 【ワシントン=石川智規】米司法省は六日、北朝鮮政府当局が絡むサイバー攻撃に関与したとして、北朝鮮人ハッカーのパク・ジョンヒク容疑者を訴追したと発表した。北朝鮮が関与するサイバー攻撃に関し、米国が法的措置を取るのは初めてとみられる。また財務省は同日、同容疑者と所属先の企業を制裁対象に指定。米国内の資産凍結と米国人との取引を原則禁止とした。容疑者の所在場所は明らかにされていない。

 訴状によると、パク容疑者は北朝鮮政府の指示を受けているとみられるハッカー集団「ラザルス」の一員として活動。二〇一四年に起きたソニー米映画子会社を標的としたサイバー攻撃や、世界各地で昨年発生した身代金要求型ウイルスによるサイバー攻撃などに関与したという。

 ソニー子会社は一四年当時、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の暗殺計画を題材にしたコメディー映画「ザ・インタビュー」を製作したが、サイバー攻撃を受けて上映を中止した。FBIは、北朝鮮による犯行の可能性があるとみて捜査を進めていた。

 ムニューシン財務長官は同日の声明で、「われわれは北朝鮮が自らの国益や不正な利益のために世界のサイバー空間を脅かすことを容認しない」と述べた。

 

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