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私立小へ強制転校 猛反発 中国 公立「大人数クラス」問題

国際

2018年9月4日 朝刊

 【上海=浅井正智】中国湖南省耒陽(らいよう)市の教育局が大人数クラス解消のため、公立小学校の子供の一部を学費負担が重い私立小学校に無理やり転校させようとしたところ、激高した親たちが一日から二日未明にかけて抗議活動を行い=写真、ユーチューブから=、四十六人が拘束された。

 中国のニュースサイト「財新ネット」などが伝えた。市教育局は大人数クラスを解消させる方針の下、公立校で収容しきれない生徒らを私立校に転校させることを決定。九月から実施されるはずだった。

 ところが親たちが「公立の何十倍も教育費がかかる」と猛反対。校舎の建材にシックハウス症候群の原因の一つとされるホルムアルデヒドが使われていたことも親の怒りをかき立てた。

 親たち約六百人は一日、市政府庁舎前に集まり、「公立学校で勉強させろ」などと書かれた横断幕を掲げて抗議。夜には公安局前に集結し、警官に瓶や石を投げつけ、警官三十人余りが負傷した。デモ隊は二日未明になって強制的に解散させられた。中国では学校の大人数クラスの解消が教育課題の一つとなっており、耒陽市では年内に六十六人以上のクラスをゼロにすることを目指していた。

 

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