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「親トランプ」勢い増す 共和予備選、上院・知事候補が勝利

国際

2018年8月30日 朝刊

28日、米フロリダ州オーランドで、同州知事の予備選に勝利した共和党のデサンティス下院議員(右)=AP・共同

 【フェニックス(米西部アリゾナ州)=後藤孝好】十一月の米中間選挙の候補者を決める予備選が二十八日、アリゾナ州などで実施され、トランプ米大統領への忠誠心を競い合っていた共和党の上院議員の予備選は、マーサ・マクサリー下院議員が勝利した。南部フロリダ州でも、トランプ氏が全面支援した州知事候補が勝利するなど、党内でトランプ氏の影響力が増しつつある。

 アリゾナ州の共和党の上院議員は、死去したジョン・マケイン氏と、引退表明したフレーク氏が共にトランプ氏に批判的だったが、予備選はマクサリー氏ら三人がトランプ氏との親密さを争う異例の展開となった。民主党は主流派のキルステン・シネマ下院議員が勝利し、女性同士の戦いとなる。

 地元の選挙情勢に詳しいアリゾナ州立大のジョセフ・ガルシア教授は「アリゾナは依然として保守地盤で共和党が優勢だが、トランプ氏に近すぎると、中間選挙で穏健派の支持を失う懸念がある。シネマ氏にも勝機がある」と指摘する。

 一方、フロリダ州知事の予備選では、地元の有力者らの支援で当初、先行していた共和党のパトナム元下院議員が、親トランプのデサンティス下院議員に敗北。民主党は、サンダース上院議員の支援を受けたリベラル派で州都タラハシー市のアンドリュー・ギラム市長が、主流派のグウェン・グラハム元下院議員に勝利する番狂わせを演じ、両党の支持層の二極化が鮮明になった。

 

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