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朴前韓国大統領、二審は懲役25年 収賄罪など 一審上回る判決

国際

2018年8月24日 夕刊

朴槿恵被告=聯合・共同

 【ソウル=境田未緒】大企業から巨額の賄賂を受け取ったとして収賄などの罪に問われた韓国の前大統領、朴槿恵(パククネ)被告(66)の控訴審で、ソウル高裁は二十四日、一審判決の懲役二十四年、罰金百八十億ウォン(約十八億円)をいずれも上回る、懲役二十五年、罰金二百億ウォン(約二十億円)を言い渡した。

 一審ではサムスングループからの収賄など一部の起訴内容が無罪となり、検察側が控訴していた。朴被告は一審の途中から出廷せず、控訴もしなかった。この日も法廷に姿を見せなかった。

 ソウル高裁は、大統領の地位と権限を乱用した犯罪により「国民と社会全体が味わった苦痛の大きさは計り知れない」と非難。一審が認めなかったサムスングループからの収賄の一部を「暗黙の請託があった」と認定した。グループからの収賄では、一審と同様に無罪とした部分もあった。

 また長年の友人の崔順実(チェスンシル)被告(62)が実質的に支配する財団に出資させる形で、ロッテグループなど他の大企業にも多額の資金を拠出させたなどとして職権乱用罪や強要罪を認めた。聯合ニュースによると、懲役三十年を求めていた検察は上告する予定。

 朴被告は、追起訴で別に審理された国庫損失罪や公職選挙法違反罪でも、一審で計懲役八年の実刑判決を受けている。二十四日は、朴被告と共謀したとされる崔被告の控訴審判決もあり、ソウル高裁は一審と同じ懲役二十年、罰金は一審の百八十億ウォンを上回る二百億ウォンを言い渡した。

 

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