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中国の海兵隊、3万人規模に 米報告書、20年までに3倍

国際

2018年8月17日 夕刊

 【ワシントン=後藤孝好】米国防総省は十六日、中国の軍事動向に関する年次報告書を公表し、中国海軍が、上陸作戦などを担う海兵隊に当たる陸戦隊を二〇二〇年までに三万人以上の規模に拡大させるとの見通しを示した。中国の陸戦隊は約一万人規模と推定されており、三倍以上に増強されることになる。

 報告書では「二〇一七年の最も重要な構造変化の一つは、陸戦隊の拡大だ」と強調。従来は二個旅団の一万人規模だったが、七個旅団三万人以上の態勢へ増強すると見込んだ。

 担当地域はこれまで南シナ海が中心で、上陸作戦や軍事拠点の防衛を主な任務としていたが、今後は航空旅団を統合して輸送力を強化し、他地域への遠征作戦を展開する可能性がある。既にアフリカ北東部ジブチに設置した軍事基地で活動を始めているという。

 中国の習近平(しゅうきんぺい)指導部に関しては「経済や外交、軍事力で地域での優位性を確立し、影響力を拡大している」と指摘。核兵器を搭載可能な長距離爆撃機などの開発をひそかに進めているとした上で「中国空軍はさまざまな能力において米空軍との差を縮めており、米国が長年、維持してきた技術的優位を脅かしつつある」と警戒感を示した。

 

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