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南北会談、来月に平壌で 3回目、停滞の非核化を促す狙い

国際

2018年8月14日 朝刊

 【ソウル=上野実輝彦】韓国と北朝鮮は十三日、軍事境界線上にある板門店(パンムンジョム)の北朝鮮側施設「統一閣」で閣僚級会談を開き、文在寅(ムンジェイン)大統領と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による三回目の首脳会談を北朝鮮の平壌(ピョンヤン)で九月に開くことを決めた。具体的な日時は未定。実現すれば、韓国大統領の訪朝は二〇〇七年の盧武鉉(ノムヒョン)氏以来、三回目となる。

 南北は今年四月の首脳会談の「板門店宣言」で、今秋に文氏が平壌を訪問することで合意。韓国政府としては、非核化を巡る米朝の交渉が停滞する現在、南北首脳会談を通じて米朝対話の促進につなげたい考えとみられる。

 韓国側代表の趙明均(チョミョンギュン)統一相によると、閣僚級会談では首脳会談開催のほか、鉄道や道路の連結事業など経済協力や、非核化と平和体制構築なども協議。北朝鮮側代表を務めた李善権(リソングォン)祖国平和統一委員会委員長は会談の終わりに「北南関係改善の障害となっている問題を予定通りに解決していくことが重要だ」と述べた。

 韓国大統領府報道官は首脳会談の日程について「九月初旬は難しい」と説明。九月には北朝鮮の建国七十周年記念日や、ロシア極東ウラジオストクでの国際会議「東方経済フォーラム」、国連総会などが予定され、日程交渉が難航する可能性もある。

 

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