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ナイポール氏死去 英のノーベル賞作家

国際

2018年8月13日 夕刊

 【ロンドン=共同】二〇〇一年にノーベル文学賞を受賞したカリブ海西インド諸島のトリニダード・トバゴ生まれの英国人作家、V・S・ナイポール氏が十一日までにロンドンの自宅で死去した。八十五歳。BBC放送が伝えた。死亡した日付や原因など詳細は不明。

 一九三二年、英領だったトリニダード・トバゴのインド系家庭に生まれた。英オックスフォード大で英文学を学んだ後、BBCに勤務、五〇年代から作家活動に専念した。

 六一年に代表作「ビスワス氏の家」を発表、七一年の「自由の国で」で英国最高峰の文学賞「ブッカー賞」を受けた。他に「暗い河」(七九年)など。

 「イスラム紀行」(八一年)「イスラム再訪」(九八年)などの著作もあり、鋭敏な感覚と痛烈な語り口でインドやイスラム世界などの現実を描いた記録文学的手法が評価された。 (写真はAP・共同)

 

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