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米中間選挙まで3カ月 与野党の攻防本格化

国際

2018年8月9日 朝刊

 【ワシントン=石川智規】米国の連邦議会議員や州知事などを選ぶ中間選挙は、11月6日の投開票まで3カ月を切った。トランプ米大統領は激戦州で遊説を重ね、共和党候補への「応援ツイート」を繰り返す。一方、民主党はオバマ前大統領も選挙応援に加わり、上下両院での過半数奪還を狙う。中間選挙の行方は、2020年大統領選に向けたトランプ政権の存続を占う試金石となる。

 「予備選勝利、おめでとう! 十一月の大勝利に向けて共に働こう」。トランプ氏は七日夜も、全米各州で行われた中間選挙予備選の勝者を激励するツイートを掲載した。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス(RCP)」がまとめた報道各社の支持率平均値は、トランプ氏支持43・1%、不支持52・6%。歴代大統領と比べ、支持率は低い水準にあるが、春以降の支持率推移をみると、三月上旬の39・8%を底に、以後は経済指標の好転などとともに43%前後と改善傾向にある。

 一方、RCPがまとめた上下両院の情勢によると、全議席が改選される下院(定数四三五)は、共和党が二百一議席、民主党が百九十九議席を固め、残る三十五議席が接戦となっている。上院(同一〇〇)は今回、三十五議席が改選される。非改選議席も含め、共和党が四十八議席、民主党が四十五議席を固め、七議席が接戦の構図だ。

 トランプ氏は二〇年大統領選での再選の基盤固めとして、共和党候補者への支援に全力を注ぐ構え。九月以降は「週に六日か七日は遊説に行く」と述べ、与党議席を死守したい考えだ。

 一方の民主党側は、これまで政治的な発言を控えてきたオバマ前大統領が今月一日、同党候補者八十一人への支持を表明。上下両院での勝利を目指す。

 仮に下院で与野党が逆転した場合、民主党は共和党単独の法案可決を阻めるほか、トランプ氏の弾劾訴追を提起することが可能になるため、与野党の攻防は今後激化が予想される。

 さらに、一六年大統領選へのロシア疑惑捜査の行方や、対ロシア外交なども注目材料となる。

 

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