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「北、非核化行動取らず」 米大統領補佐官が批判

国際

2018年8月8日 夕刊

 【ワシントン=石川智規】ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は七日のFOXニュースのインタビューで、北朝鮮に対し「非核化に向けて必要な行動を取っていない」と批判した。その上で、トランプ米大統領が金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長に宛てた書簡で、ポンペオ米国務長官が北朝鮮を訪問し、正恩氏と会談する用意があると伝達したことを明かした。

 六月の首脳会談以降、非核化に向けた行動を求める米国に対し、北朝鮮は朝鮮戦争(一九五〇〜五三年)の終戦宣言などによる体制保証を要求。双方の溝は埋まらず、非核化に向けた米朝交渉は難航している。

 ボルトン氏は「米国はシンガポールでの米朝首脳会談の共同声明に従って行動している」と強調した一方、北朝鮮が具体的な行動を取っていないと批判した。

 さらに「われわれが必要としているのは言葉ではなく非核化の実行だ」と要求。北朝鮮が非核化を実行するまで「最大限の制裁を緩和する考えはない」と改めて明言した。

 ボルトン氏が北朝鮮を強く批判したことで、北朝鮮側からの反発も予想される。米政府はポンペオ氏の再訪朝により非核化への事態打開を図りたい考えだが、米朝交渉は今後も難航しそうだ。

 

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