XMenu

ロブションさん死去 「フランス料理の神様」

国際

2018年8月7日 朝刊

 【パリ=竹田佳彦】フランス料理界の重鎮で世界的に著名なシェフのジョエル・ロブションさんが六日、スイス・ジュネーブで死去した。七十三歳だった。仏紙フィガロによると膵臓(すいぞう)がんで療養中だった。

 一九四五年、仏中部ポワチエで敬虔(けいけん)なカトリック教徒の石工の家に生まれた。聖職者学校在学中に料理に目覚め、十五歳の時に地元ホテルで見習いとしてキャリアを始めた。

 八四年に初めて仏格付け本の「ミシュラン」で三つ星を獲得。二〇一六年には、手掛ける店が世界最多となる計三十二個の星を獲得した。

 旧ホテル日航パリでも料理長を務め、自身の名を冠したレストランは東京・恵比寿など世界各地にある。日本では「フレンチの神様」とも呼ばれる。

 一月に死去したフランス料理界の大御所ポール・ボキューズさんと七六年に初来日し、懐石料理の簡素な盛り付けや味付けに感銘を受けたとされる。

 今年四月にパリで新規出店した際「盛りつけや季節感、多種多様な器など、日本は私の料理に多大な影響を与えた」と話した。レジオン・ドヌール勲章など数々の栄誉を受けている。 (写真はゲッティ・共同)

 

この記事を印刷する