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北朝鮮非核化で連携へ 日中韓・ASEAN外相会議

国際

2018年8月4日 夕刊

4日、シンガポールで、ASEANプラス3の外相会議で写真に納まる(左から)河野外相、中国の王毅外相ら。右端は韓国の康京和外相=共同

 【シンガポール=北川成史】東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)外相会議が四日、シンガポールで開かれ、朝鮮半島情勢などを協議した。

 本紙が入手した議長声明案は、四月の韓国と北朝鮮の南北首脳会談や六月の米朝首脳会談を歓迎。「朝鮮半島の非核化に基づく持続的な平和と安定に向けた努力」を全ての関係国に求めるとともに、国連安全保障理事会の制裁決議の完全履行を確認している。

 議長声明案では、昨年八月の議長声明で触れた拉致問題が入っておらず、一連の融和ムードの中、最終的な取り扱いが注目される。

 続いて、ASEAN各国と日米など計十八カ国の東アジアサミット外相会議も開かれ、朝鮮半島情勢や中国とフィリピンなどが領有権を争う南シナ海問題などを協議した。本紙が入手した議長声明案は、ASEANプラス3の議長声明案と同様に、南北や米朝の首脳会談を歓迎し、拉致問題には触れていない。

 南シナ海問題では、中国の人工島造成などを念頭に「一部の国から示された懸念に留意する」と明記。四日午後にはASEAN各国や日米、北朝鮮など計二十七カ国・地域のASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議も開かれる。

◆午後のARF会議 河野外相、北外相と再び同席

 【シンガポール=大杉はるか】河野太郎外相は四日午前(日本時間同)、シンガポールでASEANプラス3の外相会議に出席した。続いて東アジアサミット外相会議に出席。午後には米国のポンペオ国務長官と会談するほか、ARF閣僚会議にも出席する。ARF閣僚会議では、三日夜に接触した北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相と同席する。

 河野氏はASEANプラス3などで、北朝鮮の完全な非核化に向けた国連安全保障理事会の制裁決議を、厳格に履行する重要性を訴える。ポンペオ氏には、日本人拉致問題の解決に向けた協力も改めて求める。

 

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