XMenu

HPから台湾表記削除 米航空大手3社 中国の要求に応じる

国際

2018年7月26日 朝刊

 【北京=安藤淳】中国当局が各国の航空会社に台湾を中国の一部としてHPなどに表記するよう要求している問題で、米航空大手アメリカン、ユナイテッド、デルタ三社は二十五日、表記変更に応じた。

 三社は便名の行き先に「台北」と都市名だけを表記。これに対し中国外務省の耿爽(こうそう)副報道局長は二十五日の定例記者会見で「外国航空会社による表記変更を肯定的に評価する」と歓迎した。

 台湾外交部(外務省)は「民間商業行為や国際企業の運営に政治力で粗暴な干渉を行う中国の横暴な行為を厳しく非難する」とコメントした。

 ロイター通信によると、アメリカン航空の広報担当者は「中国の要求に従った。航空業は国際ビジネスで、営業する国の規則に従う必要がある」と語った。

 中国は四月に「一つの中国」原則に基づき、航空会社四十四社に台湾や香港、マカオが中国の一部と明確にするよう表記改善を求め、二十五日を表記変更期限に設定していた。

 米ホワイトハウスは五月に「全体主義的なばかげた行為だ。威嚇と抑圧をやめるよう求める」と抗議する声明を発表。日本航空と全日本空輸を含め多くの航空会社は中国の要求に応じたが、米航空大手三社を含む六社は応じていなかった。

 

この記事を印刷する