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仏大統領警護官ら拘束 警官に変装、デモ隊に暴行容疑

国際

2018年7月23日 夕刊

 【パリ=共同】マクロン・フランス大統領のボディーガードなどを務める男が職務に関わりなく、労組デモの参加者に激しい暴行を加える様子が会員制交流サイト(SNS)などに出回り、警察当局は二十一日までに傷害、職権乱用などの容疑で警護官ら二人の身柄を拘束して取り調べた。

 「企業寄り」の政策を掲げ国鉄改革、公務員削減などを推進するマクロン政権下、労組との対立が激化しただけに、野党は国民議会(下院)でコロン内相の証人喚問を求めるなど徹底追及する構えだ。

 捜査対象は大統領府に所属するアレクサンドル・ベナラ容疑者(26)ら。同容疑者は昨年の大統領選でもマクロン氏のそばで警護を担当、大統領夫妻の遊説先などに頻繁に同行していた。

 ことし五月一日のメーデーで、警官に変装したベナラ容疑者がデモ参加者の一人に背後から忍び寄り、激しく殴打する映像を別のデモ参加者が収録し、公表した。

 大統領府は今月十九日「職務を逸脱した粗暴行為」として五月時点で十五日間の停職処分を下したと発表したが、常習的に市民に暴行していた疑惑も報じられた。

 

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