タイ北部チェンライ郊外の洞窟から救出され、病院でカメラに向かい元気な様子の地元サッカーチームのメンバー。右下はコーチ=13日(タイ保健省提供、共同)
【バンコク=山上隆之】タイ保健当局は十四日、北部チェンライの洞窟から救出され、病院に入院している地元サッカーチームの少年ら十三人の映像を公開した。一人一人が病室のベッドからマスク姿で自己紹介し、「元気になりました」などと伝え、救出活動に対する感謝の言葉も述べている。
映像の中で最年少のチャニン君(11)は「すしが食べたい」と笑顔を見せ、「焼き豚ご飯」を挙げる子も。ガッツポーズやピースサインをして、順調な回復ぶりをうかがわせている。男性コーチのエカポンさん(25)は「普通に食事ができるようになった。助けていただいた海軍特殊部隊や医師団など皆さんに感謝を申し上げます」と締めくくった。
保健当局によると、十三人は感染症にもかかっておらず、体調はいずれも良好。十九日にも退院する予定という。