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独の新興右派で党内対立収まらず 総選挙へ代表「率いない」

国際

2017年4月21日 朝刊

 【ベルリン=垣見洋樹】反難民を掲げるドイツの新興右派「ドイツのための選択肢」のペトリ代表が十九日、党内の路線対立が収まらないことを理由に九月の総選挙で選挙戦を率いる立場に就かない意向を表明した。

 「選択肢」は中東などからの難民流入が増えるとともに支持率を伸ばし、総選挙で初の国政入りが濃厚。ペトリ氏は党の顔として選挙を戦うとみられていた。

 ペトリ氏は十九日、ビデオメッセージで「一部党員の言動で党のイメージが再三塗り替えられた」と不満を述べた。一月には党所属の州議会議員が、ナチスに虐殺されたユダヤ人を追悼する記念碑を「恥」と述べ、批判を浴びていた。

 政党支持率は二〇一五年秋に一時30%を記録したが、現在は10%前後に落ち込んでいる。連立与党入りを目指せるよう「現実的な路線を模索する」とした党の政策指針案を発表したが、愛国主義的な党内右派から不満が出ている。

 

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