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首都直下地震を想定 水路活用し防災訓練 都と中央、港区

東京

2018年9月3日

帰宅困難者搬送訓練で、船舶を使って移動してきた人たち=中央区で

 首都直下地震を想定した都と中央区、港区の合同総合防災訓練が二日、両区であった。被災者救出や一斉放水に加え、川や海に面した市街地の特徴を生かして観光船での帰宅困難者搬送や、水上タクシーによる医薬品の輸送などを行った。

 東京湾北部を震源とするマグニチュード(M)7・3の地震が発生、最大で震度6強を観測したと想定。震源に近い両区では家屋が倒壊し、道路や鉄道が寸断されたというシナリオで進められた。

 東日本大震災や大阪府北部地震で問題となった帰宅困難者対策では、中央区の高層ビルに一時避難した帰宅困難者を、観光船で隅田川を航行して区内の浜町防災船着場に運ぶ訓練を実施。同区の会社に勤務し、訓練に参加した高橋麻衣さん(39)は「スムーズに移動できた。水路の活用は実際の地震でも役立ちそう」と振り返った。

 両区の訓練会場を船で移動した小池百合子知事は「まさかの時に水辺を使うのは有効。二〇二〇年東京五輪・パラリンピックで災害があれば海外客の混乱も想定される。情報の伝え方も工夫したい」と述べた。 (梅野光春)

 

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