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瑞穂の旧石器人紹介 町内に遺跡5カ所 郷土資料館で企画展

東京

2018年8月31日

町内で出土した石器などが並ぶ会場=瑞穂町で

 旧石器時代の石器製作の技術などを、瑞穂町の狭山池周辺からの出土品で紹介する企画展「瑞穂の旧石器展〜氷河期を生きた瑞穂の旧石器人」が、町郷土資料館けやき館(駒形富士山)で開かれている。九月九日まで。 (萩原誠)

 資料館によると、町内には旧石器時代の遺跡が五カ所ある。このうち、多くの遺物が発掘された松原、狭山、浅間谷の三遺跡を中心に約三百点を展示。石材の縁から薄く剥がして先端をとがらせた尖頭器(せんとうき)や、ナイフ形石器、幅一センチ以内の縦長の細石刃(さいせきじん)などが並ぶ。こうした加工に使ったたたき石や、大小のかけらなどからは石器づくりの一端が伝わってくる。

 狭山遺跡から出土した、細石刃に加工して残った石材は、北海道や東北を中心に出土している二つのタイプと、西日本を中心にしたタイプが混在しているという。これは、異なった石器製作技術を持った集団が、瑞穂町周辺で活動していたことを意味する。会場では、異なるタイプの石材の比較もできる。

 狭山丘陵と狭山池周辺に広がる遺跡の分布図も展示。獲物などが多く生活しやすい場所だったことから、旧石器人たちが集まってきたことも紹介している。

 担当学芸員の関谷学さん(61)は「瑞穂町の遺跡からは、各地の技術を物語る貴重な出土品もあるので、ぜひ見に来てほしい」と話している。

 開館は午前十時〜午後九時。入場無料。問い合わせは同館=電042(568)0634=へ。 

 

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