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思春期「1人で抱え込まないで」 葛飾スクールカウンセラー有志ら冊子

東京

2018年8月29日

SC仲間と思春期の10代向けの冊子を発行した鳥生あゆみさん=葛飾区で

 何だかむしゃくしゃして友達や親に当たって、その後に自己嫌悪−。思春期真っただ中の十代に寄り添い、友達や家族との関係などを助言する冊子「スクールカウンセラー(SC)より 10代のみなさんへ」を、葛飾区内の小中学校のSCと経験者の有志グループが発行した。SCたちは「自分が思春期に知っていたら良かったと思うこと」を盛り込んでおり、子どもたちのヒントになることを願っている。 

 冊子はA5判で四十四ページ。「思春期」「心身の成長」「ネット」「勉強」など十二のテーマを分かりやすく解説する「トピック」と、「怒り」や「自己表現」などをテーマにした十一の「コラム」で構成している。

 例えば「友達」のトピックでは「友達になる『きっかけ』の作り方」について、「まずはあいさつから」「相手を気遣う声掛けをしてみよう」などの具体的なアドバイスもある。「一人で抱え込まず、SOSを出していい」ということも伝えている。

 気軽に手に取ってもらうため、子どもたちに協力してもらった。イラストを募り、文章も読んでもらい、子どもたちの使う言葉に改めた。参考になりそうな本のリストや相談機関の一覧も載せた。

 有志グループは「思春期リーフレット作成プロジェクトチーム」でメンバーは十人。これまで思春期と小学生低学年の保護者向けの簡単な冊子を作成してきた。「子ども向けを」と、二年前から月一回程度集まり、試行錯誤しながら完成させた。

 冊子は区内の小中学校の相談室、保健室などに置いてあるほか子ども関係の区の部署やNPOなどに配布。グループの鳥生(とりう)あゆみさんは「冊子からヒントを得て、より豊かな毎日を過ごしてほしい」と話している。

 希望者には一部三百円と送付代実費で送る。問い合わせは有志グループ=メールseito-leaflets@freeml.com=へ。(飯田克志)

 

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