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「こまえ生きもの探検隊」発足 市民らが生態系調査

東京

2018年8月26日

野川で行われた「生きもの調査会」でエビが捕れたと喜ぶ親子=狛江市の野川で

 狛江市が市民に協力を呼びかけ、市内全域の生物分布調査に乗り出した。六月には市内の児童や保護者ら二百三十人で「こまえ生きもの探検隊」を発足。その活動の一環として二十五日、市内を流れる野川で生きもの調査会を行い、昆虫と水生動物計四十種類を確認した。 (花井勝規)

 調査には、約十人の児童を含む三十人が参加。河川敷で繁茂する草むらは昆虫班、川の中は水生動物班と二班に分かれて採集を行った。昆虫では、アオモンイトトンボやハグロトンボなど二十六種類が確認された。水生生物ではコオニヤンマのヤゴなど十四種類が見つかった。

 この日採集された一番の大物は体長一四センチのコイ。「お父さんと協力して、二つの網で捕まえた」と山田晃丈君(9つ)はうれしそうに話していた。小学二年生の長女と参加した会社員杉本正敏さん(42)は「身近な川にこんなに多くの生きものが生息しているとは知らなかった」と驚いていた。

 調査にガイド四人を派遣した「せたがや野川の会」(世田谷区)の井上純三代表は「自然の大切さを楽しみながら理解してもらえれば」と話した。

 市は、市内十カ所に回収箱を置き、市民が見つけた生きものの報告も募っており、夏休み前の段階で約五十件の報告が寄せられている。調査結果は、昨年度から策定作業を進めている「市生物多様性地域戦略」(仮称)に反映させる。自治体が行う地域の生態系調査で「市民参加型の例はまだ少ない」(市環境部)という。

 次回の生きもの探検隊の活動は九月十七日午前十時から。西河原公園で「生きものにぎわうご近所公園づくり」がある。無料。問い合わせは同市環境政策課=電03(3430)1298=へ。

 

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