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シュヴァルの理想宮へ誘う 立川で作品展、来月2日まで

東京

2018年8月24日

「シュヴァルの理想宮」を描いた成田ヒロシさんの作品としおみえりこさん=立川市で

 フランスの郵便配達員が33年をかけて造った古い建造物「シュヴァルの理想宮」をテーマにした作品展が、立川市柴崎町4のスタジオLaLaLa(ラララ)で開かれている。26日には、幻想的な絵画や写真が並ぶ会場でミュージックライブが開かれる。 (竹谷直子)

 シュヴァルの理想宮は、フランス南部のオートリーブの郵便配達員フェルディナン・シュヴァル(一八三六〜一九二四年)が一人で建てた。建築の専門知識はなかったが、配達の傍ら集めた石を積み上げるなどして、七十六歳のときに完成させた。動植物や妖精などの彫刻が施された独特な建造物は、フランスの観光名所の一つとなっている。

 作品展は、立川市の芸術家成田ヒロシさん(71)が一九九一年に現地を訪れて以来、描き続けている絵画や、スタジオを経営する音楽プロデューサーしおみえりこさん(66)が撮影した理想宮の写真など約四十点を展示している。成田さんの絵画は鉛筆の細い線と青いパステルを使った繊細なタッチが特徴で、理想宮の窓から眺めた多摩川をイメージした作品もある。

 シュヴァルの理想宮について「技術もない中、たった一人でつくり上げた。自由に自分がやりたいことをやり続けることの大切さを感じた」と成田さん。しおみさんは「作品を見て、やりたいことをやろうと思ってもらえれば」と話した。

 ミュージックライブは二十六日午後五時からで、入場料二千五百円。作品展は入場無料で九月二日までの正午〜午後六時。月、火曜休み。問い合わせはLaLaLa=電090(2564)3198=へ。

 

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