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<夏の甲子園>日大三、接戦制す 7年ぶり8強

東京

2018年8月18日

校歌を歌い終えて駆けだす日大三ナイン=甲子園球場で

 優勝した2011年以来、7年ぶりの8強進出−。大会13日目の17日、日大三は龍谷大平安(京都)と対戦し、4−3で接戦を制した。日大三は三回に2点先制。2度追いつかれて突き放す息詰まる展開となったが八回、満塁の好機に死球による押し出しで1点を獲得し、試合を決めた。準々決勝は18日の第3試合で、下関国際(山口)と対戦する。

 日大三は三回、先頭の金子凌選手(三年)の中越え本塁打でまず先制。木代成選手(同)の三塁打、日置航(わたる)主将(同)の右前打で畳みかけ追加点を挙げた。金子選手の父・和弘さん(47)は「強豪相手の厳しい戦いで打ってくれた。このまま勢いに乗ってくれれば」と話し、日置選手の父・透さん(47)は「チームに貢献できてよかった」と喜んだ。

 大会初登板で先発の広沢優投手(二年)は、四回まで龍谷大平安打線を1安打無失点に抑えたが五回、2四球や安打で同点に追い付かれる。

 六回、河村唯人(ゆいと)投手(三年)が救援で登板した。一塁側アルプス席からは「いいぞ、いいぞ、唯人!」との大声援。その声に後押しされるように、河村投手は走者を背負いながらも無失点に抑えた。

 その裏、2死一塁で佐藤英雄選手(二年)が三塁打を放ち再びリード。佐藤選手の母・京実さんは「打ってくれると信じていた。気持ちを引き締めてリードを守ってほしい」と話した。

 七回には再び同点に追いつかれたが日大三は八回、中村奎太選手(三年)の二塁打や敵失などで2死満塁の絶好の好機に。打席の金子選手が相手投手の厳しい球を再三カットして粘った末、死球となるボール球を引き出し、押し出しで勝ち越した。

 九回、野球部マネジャーの大野弥奈(みな)さん(同)はマウンドの河村投手を「厳しい場面を何度も抑えてきている。このままいってくれると信じてます」と祈るように見つめた。願いは届き、河村投手は最後の打者を空振り三振にとって接戦を制した。 (鈴木弘人)

◆監督・主将談話 

<日大三・小倉全由監督> 「ピッチャー2人がよく投げて、打線もしぶとく打ってくれた。選手たちに助けてもらった」

<同・日置航主将> 「取って取られて理想通りにいかない中、接戦を勝てた。この1勝は大きい」

 

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