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日本の秀作短編劇 2作品を上演 来月11日から墨田「シアターX」

東京

2018年8月18日

「家主の上京」の稽古風景(オフィス樹提供)

 墨田区の劇場「シアターX(カイ)」(両国二)で九月十一〜十五日、制作事務所「オフィス樹(き)」(群馬県館林市)が「日本近・現代秀作短編劇百本シリーズ」の第四十七回名作劇場として、「家主の上京」「屑屋(くずや)の神様」の二作品を上演する。

 演出家の川和孝さんが企画・演出を担うシリーズは、一九九四年十一月の「息子」(小山内薫作)を皮切りに、明治〜昭和の一幕戯曲を演じてきた。今回で九十五、九十六作目。

 「家主の上京」は、作家椎名麟三(りんぞう)(一九一一〜七三年)が五三年に初めて書いたとされる戯曲。発足したばかりの青年座が、五五年に文学座アトリエで上演している。戦時中、頼まれて借家に住んでいた母子家庭のもとに、大きなベッドが担ぎ込まれて…。生きることや、自由ということを実感させる舞台で、実存主義作家の不思議な喜劇という。

 「屑屋の神様」は、劇作家の斎藤豊吉(一九〇三〜七六年)が三七年に発表した風刺喜劇。あやしげな宗教団体が経営する無料療院に教団本部から査察が入ると連絡があり、主任は失業者をにわか患者に仕立てるが…。

 前売り四千円、当日四千五百円。六十五歳以上三千五百円、学生二千円など。十二〜十四日は、午後二時、同七時開演の昼夜公演。十一日は夜、十五日は昼のみ。チケット取り扱い、問い合わせは、オフィス樹=電0276(75)6878=へ。 (井上幸一)

 

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