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フランス女子の女性ひとりでもお気軽に 東京銭湯50選 

東京

2018年8月12日

「フランス女子の東京銭湯めぐり」を執筆したステファニー・コロインさん=杉並区で

 フランス出身で日本銭湯文化協会公認の銭湯大使、ステファニー・コロインさん(33)が東京近郊の銭湯50軒を取材し執筆したガイドブックが発売された。「女性ひとりでも入りやすい銭湯」を選び、自身で撮り下ろした銭湯の写真が目を引く。「たっぷりのお湯で体を温める銭湯は美容と健康にいい日本の文化。気軽に足を運んでほしい」と話している。(増井のぞみ)

 本の題名は「フランス女子の東京銭湯めぐり」(ジー・ビー)。ステファニーさんは二〇〇八年に来日し立教大学(豊島区)で留学して以来、全国で七百五十軒を超える銭湯を巡った。

 著書では、額縁に富士山のペンキ絵を飾る天狗(てんぐ)湯(杉並区)など昔ながらの銭湯に加え、モダンな銭湯も数多く紹介。都内在住のステファニーさんは「東京の銭湯は種類がとても多い。どの銭湯も魅力的で、誰の好みにも合う銭湯がきっとある」と語る。

 例えば、八幡浴場(大田区)は、南国のビーチを描いたモザイクタイル絵とBGMで、リゾートビーチにいるような気分に。「千代乃湯」(三鷹市)は日本庭園を眺めながら露天風呂に入れ、四季を感じられる、としている。

 全五十軒には、都内で四百六十円で入れる温泉銭湯七軒や、千葉、埼玉、神奈川の三県で「わざわざ行きたい」銭湯五軒を含む。クアパレス(千葉県船橋市)は、浴室と女性用パウダールームが中世ヨーロッパの宮殿のような内装で「女子同士なら盛り上がる」。

 フランスには、知らない人と一緒に風呂に入る銭湯のような文化がないという。「初めての銭湯で、常連さんが優しく声を掛けてくれて心癒やされた。地域の交流の場でもある銭湯文化をたくさんの人に知ってほしい」

 本はA5判百四十三ページ、千七百二十八円。

 

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