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<ヒーロー>4打点奪った「左キラー」 日大三3年・上野隆成選手

東京

2018年8月11日

 「コンパクトに振り抜くことができた」

 3安打4打点と爆発した上野隆成選手(三年)は、見事に期待に応えた。

 西東京大会では、左投手対策として2試合に出場。この日の朝、バスの車内でスタメンを言い渡された。「相手は左投手が多いので、もしかしたらとは思っていたが、一瞬どきりとした」。球場に到着し、小倉全由(まさよし)監督から「思い切ってやってこい」と声を掛けられ、緊張がほぐれた。

 好機は初回にいきなり訪れる。3点返した後の1死二、三塁で、左中間を破る2点三塁打。三回の第3打席では、2死二塁から中前打を放って追加点を奪う。いずれも左投手からで「左キラー」ぶりを発揮した。

 二年時に打撃に苦しみ、ウエートトレーニングで筋力アップを図り、打球に力が付いた。春ごろからは、トスバッティングで、体の正面に向けて球を上げてもらうなど左投手に特化した練習を重ねてきた。「監督が自分を信じて使ってくれて、結果を残すことができてうれしい」。五回には、右投手からも左翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち、「左だけではないことも見せることができた」。

 チームの副主将だが、これまではベンチから選手を励ますムードメーカー。「日置(航)と中村(奎太)が注目され、自分は陰で支えるくらいがいいと思っていたが、ここまできたら、プレーでも活躍できることを示したい。よい意味で調子に乗ってます」と笑う。 (山田祐一郎)

 

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