XMenu

<甲子園だより>夢舞台で再会果たす きょう初戦・日大三の日置主将

東京

2018年8月10日

甲子園で再会を果たした日大三の日置選手(中央)と、佐久長聖の西藤選手(左)、金選手(右)=兵庫県尼崎市のベイコム野球場で

 中学時代のチームメートとの約束を「最後の夏」に果たし、夢の舞台・甲子園で再会−。折尾愛真(北福岡代表)との十日の初戦を前に、日大三(西東京代表)の日置航(わたる)主将(三年)は九日、出身地の長野県代表の佐久長聖と公式練習の球場が一緒になり、西藤(さいとう)慶人、金尚謙(きんなおかね)両選手(いずれも三年)と会うと、三人は表情を緩め笑い声をはじけさせた。 (牧野良実)

 三人は、長野県上田市の上田南シニア出身。当時は、日置選手が主将、西藤選手がエース、金選手が捕手だった。打線の中軸を担い、三度の全国大会に出場。金選手はチームを引っ張る日置主将を「気持ちが熱く、練習量もすごかった」と振り返る。それぞれの存在が刺激になり練習に熱が入った。

 二〇一一年夏の甲子園で日大三が優勝した姿を見て、日置主将は地元を離れた。その際、三人で約束を交わした。「甲子園で会おう」。進学後も、練習試合などで会うたびに三人から出てくる言葉は「甲子園」の三文字だった。

 日置主将は昨春、今春と選抜大会に出場し、一足先に甲子園の土を踏んだ。その姿を見ていた西藤選手は「うらやましかった」と打ち明ける。「自分も甲子園に出なくちゃいけない」と、練習に一層気合が入った。

 互いに勝ち進んでも、対戦するのは準々決勝以降になる。佐久長聖は一足先に一勝を挙げ、かつてのチームメートにプレッシャーをかけた。日置主将は「自分たちも初戦に集中して勝ちたい」。西藤選手は「調子が悪いと言っていたが、航なら打ってくれると思う。いずれは戦えたらうれしい」と期待を寄せる。相対する日まで負けるわけにはいかない。

 

この記事を印刷する