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夏休みの居場所にバレエ教室おいで 葛飾の主宰者ぬのめさんアイデア

東京

2018年8月4日

バレエスタジオで勉強する子どもたちの様子を見守る、ぬのめさちさん(手前左)=葛飾区で

 夏休み中の子どもたちの居場所を、葛飾区のバレエ教室「ティアンヌ マリオ バレエ」(亀有二)が提供している。午前は勉強、午後は普段のレッスンをする。子どもだけでなく、夏休みの過ごし方を気に掛けていた親からも好評だ。 (飯田克志)

 七月下旬のバレエ教室。練習着姿の子どもたちが黙々と勉強していた。二人で机に向き合って座る子もいれば、一人で机に向かう子も。レッスンを通じて子どもたちをよく知る、教室主宰者ぬのめさちさんは「二人だと話をしてしまう子は一人にしている」とほほ笑む。

 千葉県柏市から通う小学六年の小松愛梨(あいり)ちゃん(11)は「教室で勉強できると聞いて少し驚いた。家だとテレビが気になったりしてなかなか進まないからいい」とにっこり。近くに住む小学四年の菊池芽紅(めぐ)ちゃん(9つ)も「教室はすごく静かで、集中できる」と満足げだ。

 今夏からの初めての試みで、利用者は教室に通う小中学生十数人。午前はスタジオの掃除をした後、それぞれが夏休みの宿題に取り組む。昼食後の午後一時からはレッスンや十九日にある発表会に向けて踊りの練習をする。教室に通っている大学生が子どもたちの勉強をサポートする。

 四十年バレエを教えるぬのめさんのアイデア。共働きの親が夏休みなど長期の休みの子どもの居場所に頭を悩ませていると聞き、「バレエ好きの子どもたちを応援したい」と、レッスンに使わない午前中のスタジオの活用を思い付いた。親たちに提案すると「安心できる」などと予想以上に歓迎されたという。利用料は普段のレッスン料以外に、子どもたちの勉強を見る大学生のバイト代に充てるため一日二千円。

 子どもたちは、ぬのめさんの予想を超えて宿題がはかどり、宿題が終わった後は二学期の勉強をすることに。そんな学ぶ姿や親たちの好反応から、ぬのめさんは「冬休みでもやろうと思っている。教室以外の子どもの受け入れも考えている」と新しい子育て応援に意欲をみせている。

 問い合わせは同教室かめありスタジオ=電03(3838)8018=へ。

 

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