XMenu

福生に響く「津波バイオリン」 市在住の山内さん、市役所で演奏

東京

2018年8月2日

TSUNAMIバイオリンを演奏する山内さん=福生市役所で

 町おこしや災害復興支援に取り組んでいる福生市在住のバイオリニスト山内達哉さん(36)が一日、同市役所で東日本大震災の津波による流木などで作られた「TSUNAMI(津波)バイオリン」を演奏した。 (萩原誠)

 山内さんは宮崎県都城市出身。尺八など和楽器と共演するスタイルを中心に活動を続けている。震災後は、このバイオリンを使った演奏を通じて、被災地支援につなげる音楽家らのプロジェクトに携わってきた。

 十五年ほど前から市内のレストランで演奏会を開き、ファンや知り合いも増えてきたほか、異文化が交わるような街の雰囲気が気に入って二〇一六年に移り住んだという。

 この日は、福生を拠点に活動していくことを報告するため市役所を訪ねたところ、加藤育男市長の提案で急きょ、一階情報スペースで演奏することになった。

 演奏を前に、加藤市長は「東日本大震災はまだまだ忘れてはいけない。今年は西日本も大変な災害にあっており、市民と一緒に防災や被災地支援に頑張っていく」とあいさつ。

 山内さんは「これから福生を拠点に頑張ってまいります」と来庁していた市民を前に話し、震災復興支援ソング「花は咲く」と、自身の故郷を思いながら作ったというオリジナル曲「霧島〜約束の地〜」の二曲を披露した。

 山内さんは「これから市内の小学校や福祉施設などで演奏し、バイオリンや音楽を身近に感じてもらう活動もしていきたい」と話した。

 

この記事を印刷する