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打ち水で暑さ奪え! 豊島区と日本気象協会が公園で観測実験

東京

2018年7月25日

デッキに打ち水をする来園者たち=豊島区の南池袋公園で

 熱中症から身を守るために涼しい環境をつくる大切さを知ってもらおうと、道などに水をまく「打ち水」の効果の観測実験が二十四日、豊島区の南池袋公園で開かれた。強い日差しの下、来園者二十五人ほどが五百ミリリットルペットボトルの水を樹脂製のデッキの上にまくと、放射温度計で表面の温度を計測すると六二度から四一度へ下がった。

 実験は日本気象協会の「熱中症ゼロへ」プロジェクトと区の共催。打ち水をした直後、ひんやりとした空気が漂い、来園者から「既に涼しい」と歓声が上がった。参加した近所の会社員細金(ほそがね)隆さん(43)は「体感温度は三度ぐらい違う。昔からの打ち水は効果があるんですね」と声を弾ませた。打ち水が涼しくなるのは、水が液体から気体へ変わって蒸発する時に地面から熱を奪うため。同協会プロジェクトリーダーの曽根美幸さん(27)は「水がすぐに蒸発しない方が効果が持続するので、打ち水は朝や夕方の涼しい時間帯の方がより効果的」と話した。

 近くのマンションに設置した熱の分布を示すサーモカメラから、打ち水をした前後の画像が赤から水色に変わったことも確認した。 (増井のぞみ)

 

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