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<ニュース読者発>「トトロの樹」夏の表情写す 西荻窪できょうから写真展

東京

2018年7月20日

「トトロの樹」を撮影した(左から)岩間さん、大河内さんと写真展を企画した山中さん=杉並区で

 杉並区の西荻窪にあるケヤキの大木、通称「トトロの樹(き)」を撮り続けている地元の二人の男性の写真展が二十日から、木の向かいにある「アトリエ・カノン」(西荻北四)で始まる。夏のケヤキをとらえた六点。新緑の枝のアップや水たまりに映った木など表情豊かな作品だ。二人は「力強い木の生命力を写真からも感じてもらえたら」と話している。 (奥野斐)

 撮影したのは、同区在住の岩間航さん(45)と大河内昇さん(69)。ケヤキを守る市民グループ「ミイセ」のメンバーで、木に魅了され、それぞれ撮り続けてきた。大河内さんは「立ち枯れの悲惨な状態から回復した木の強さに引かれる」。岩間さんは「二人の作品の違い、融合を見てほしい」と話した。

 アトリエ店長で、本紙読者の山中啓倭子(けいこ)さん(42)が企画した。ケヤキは、山中さんら住民の活動でマンションの建設計画による伐採から免れ、二〇一〇年に区立坂の上のけやき公園として整備された。立ち枯れの危機もあったが、復活。その経緯は「奇跡の物語」として本にもなった。

 会場では、同店の客や近所の人らが木の前でポーズを取る姿を岩間さんが撮影した写真二十点余も紹介。大河内さんが定点観測したケヤキの映像も上映する。ポストカードや図録も販売し、売上金は東日本大震災と熊本地震の被災地の復興支援に寄付する。

 今月二十一〜二十三日には、韓国のカフェのメニューを提供する。二十二日午後六時からは、福島出身歌手のチャリティーライブと朗読劇(入場料二千円)もある。写真展は八月三十一日までで入場無料。木曜定休。西荻窪駅北口徒歩十分。問い合わせは、アトリエ・カノン=電03(5938)1870=へ。

 

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