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手軽に工作あそび 子ども図書館職員が指南本出版 

東京

2018年7月18日

幼児から小学生が楽しめる工作などの指南本「つくってあそぼう!」を出版した吉井潤さん(右)と柏原寛一さん=江戸川区で

 江戸川区立篠崎子ども図書館(篠崎町3)の職員が、工作や科学遊びの指南本「つくってあそぼう!」(青弓社)を出版した。館で催す工作会などで人気だった「作品」の作り方を紹介。身近な材料を使い、大人数で一緒に楽しめる45種類を集めており、自宅だけでなく、児童館や学童保育など子どもたちが集まる場所で活用できそうだ。(飯田克志)

 著者は、三月まで館長だった吉井潤さん(35)と、チーフの柏原寛一さん(29)。写真をふんだんに使って工作の手順を分かりやすく説明している。百円ショップで購入できるような材料を使うので、一回の費用は二百円ほどで済むという。

 輪切りにしたペットボトルとビー玉で作る「おきあがりこぼし」は、紙に描いた動物の顔や腕を付け、かわいく揺れる。紙コップ、ペットボトルのキャップ、つまようじで作る「コロコロどうぶつ」は、輪ゴムを動力にかたかたと前に進む。

 子ども図書館は、乳幼児から小学六年生と、その保護者が主な利用者。本に興味を持ってもらうため、お話し会や著名人の講演会などを催している。一方で、予算には限りがあり、職員手作りの工作会や科学遊びも定期的に開催。定員二十人ほどで、事務室にある文房具や、百円ショップの商品などを活用してきた。

 同じ内容では子どもたちに飽きられるので、担当の柏原さんらは、新しい作品の開発に毎回頭を悩ませた。参考になる本があっても一人から数人が対象のケースもあり、そうした場合、二十人一緒に楽しませるよう工夫や改良をしてきた。

 二人は、他の図書館でも同様な悩みを抱えていると知り、参考になればと今回の指南本を出版。工作会などでは関連する絵本も紹介しており、その絵本と参考にした本のリストも載せている。

 柏原さんは「子どもたちに楽しんでもらえれば」と話す。夏休みも間近で、吉井さんは「自由研究の参考になる」と笑う。A5判、百四十八ページ。千九百四十四円。

 

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