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いか八朗さん ゆる〜く追悼 15日、東村山で寄席

東京

2018年7月11日

若いころ、芸を磨いた浅草で笑顔を見せるいか八朗さん=2012年、台東区で

 映画「テルマエ・ロマエ」(二〇一二年)の老人役で知られ、老衰のため五月に死去した浅草芸人、いか八朗さん=享年八十四=を追悼する「お笑い演芸 ゆるゆる寄席」が十五日、東村山市の市民ステーション「サンパルネ」会議室(野口町一)で開かれる。長年の盟友で、「日本一売れない芸人」を自称する高土(こうづち)新太郎さん(73)=東村山市=が企画、東京新聞したまち支局にPRに訪れた。 (井上幸一)

 高知県出身で、俳優として渥美清さん主演の映画などに出ていたいかさんは、三十代半ばで芸人に転身。浅草(台東区)や名古屋市の演芸場で、サックス漫談などを演じてきた。

 売れない時期が長かったが、阿部寛さん、上戸彩さんらが出演したテルマエ・ロマエで演じた銭湯にいる老人が、「キモかわいい」と当たり役に。二〇一四年公開の続編にも登場、CMへの起用も増えていった。高土さんは、「苦労されたが、晩年にブレークして、人生のエンディングロールは美しかった」と、しみじみと語る。

「テルマエ・ロマエII」完成披露に参加した、いか八朗さん(前列左端)ら=2014年、港区で

 いかさんは、高土さんが月一回ほどプロデュースする「ゆるゆる寄席」の常連で、戦記漫談などを語ってきた。十五日の追悼企画では、「さらばいかさまよ。テルマエ・ロマエ。(中略)忖度(そんたく)人生、しくじり、ヨゴレ」と、ラバウル小唄のメロディーで歌う「いかさま小唄」を高土さんが披露。録音してあった生前の声を流し、親しかった芸人らが思い出を語って、いかさんをしのぶ。

 「売れる前の珍談奇談を明らかにし、いかさんに喜んでもらえるよう面白い会にしたい」と高土さん。「入場料はお客さまの忖度で。できればワンコイン(五百円)を」と話している。

 午後四時開演。会場は、西武新宿線東村山駅西口・ワンズタワー二階。問い合わせは、高土さん=電090(3680)2015=へ。  

 

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