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アライグマ、ハクビシン捕獲 公費負担で増加

東京

2018年7月7日

町田市が駆除に公費負担導入を決めたアライグマの画像(都のホームページから)

 民家に住み着いたアライグマとハクビシンの駆除に乗り出す都内の自治体が増える中、町田市も六月から対策を始めた。農作物への被害を減らし、在来の生態系を守ることなどが目的。対策を始めたことで、十数件の相談が市民から寄せられている。 

  (栗原淳)

 市の対策は、アライグマとハクビシンの分布域の拡大防止のため、都が二〇一三年度にまとめた実施計画に基づいている。捕獲と駆除の費用を都と自治体の折半で公費負担する。同様の公費負担は多摩地域の十市二町、区部でも十七区が取り入れている。

 市民からの依頼を受け、業者が調査してアライグマかハクビシンのいずれかが民家に住み着いていると判断された場合、天井裏などに小型のわなを仕掛ける。ふんの清掃や消毒などにかかる費用は、依頼者の負担になる。店舗や寺社などは駆除の対象外だ。

 北米原産のアライグマは、ペットとして飼われた後に捨てられるなどして繁殖。小動物や昆虫、果物など何でも食べる。法律で防除が定められた特定外来生物に指定されている。ハクビシンは東南アジアなどから持ち込まれたジャコウネコの仲間。両種とも都内でかなり繁殖しているとみられ、ブドウやナシなどの農作物や庭木の実が食い荒らされたり、家屋がふん尿で汚されたりする被害が後を絶たない。

 自治体の取り組みもあって捕獲数は増加傾向にあり、都のまとめでは一六年度には計千三百匹余りが捕獲された。町田市への問い合わせは、環境・自然共生課=電042(724)4391=へ。

 

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