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青梅の中1いじめ自殺問題 市教育長が対応遅れ謝罪

東京

2018年7月4日

いじめ問題の対応の遅れを謝罪する岡田芳典教育長(左から2人目)=青梅市で

 青梅市で二〇一五年八月、学校でいじめを受けていた市立中学一年の男子生徒=当時(12)=が自殺した問題で、市教育委員会の岡田芳典教育長は三日、市役所で記者会見し、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と受け止めず、調査などの対応が遅れたことを謝罪した。 (服部展和)

 市教委は六月の市議会で答弁するまで、自殺があったことや第三者委員会を設置したことなどを公表していなかった。二月に第三者委が市教委に提出した調査報告書は、男子生徒が他の生徒から行為や言葉のいじめを受けていたと認定。一方で、いじめと自殺の因果関係は特定されなかったとした。また、重大事態と受け止めなかった市教委の対応も問題視していた。

 岡田教育長は、保護者から第三者委設置の申し入れを受けた昨年二月まで重大事態と受け止めず、対応が遅れたと説明。「ご遺族の心情に寄り添うことができなかったことを深く反省している」と謝罪した。会見では、第三者委の報告書のうち、いじめへの早期対応などを学校に求める「提言」の内容を明らかにした。一部公表にとどめたのは、当事者が特定される可能性から報告書を黒塗りにする範囲について、保護者らと調整しているためという。調整が済めば、全文を市のホームページに掲載する方針だ。

 保護者は代理人弁護士を通じ「皆さんに、一緒に考えていただくために発表を望んでいました。議会で問題になったことにより発表に至ったことはとても残念に思います」とコメントした。

 

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