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<傍聴記 森川清志記者>検証を出発点に 目黒・虐待死 相次ぐ質問

東京

2018年6月28日

 今定例会では、目黒区のアパートで女児(5つ)が死亡した虐待事件についても質問が相次いだ。小池知事は「児童相談所の対応に課題があった」との認識を示し、子どもを虐待から守るため、人員増などだけでなく「都独自の条例を新たに策定していく」と表明した。

 しかし、具体的にどんな課題があったのかはまだ明らかでない。都は五月から、有識者らでつくる審議会の部会で検証しているが、結論は出ておらず、議論の経過も公表されていない。

 現行の制度でも対応できた点はなかったのか。そこをはっきりさせないと、新しい条例をつくると掲げても、同じ問題が起きるのではとの懸念が残る。社会全体で取り組むためにも、対策は丁寧な検証とその結果の公表を前提にしたい。

 

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