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都電方向幕など懐かし120点 豊島の郷土資料館で寄贈資料展

東京

2018年6月24日

今は生産を終えた、都電荒川線などの行き先を表示する方向幕と方向幕巻き取り器=豊島区で

 昨年十月にリニューアルオープンした豊島区立郷土資料館(西池袋二)で近年寄贈された「新着!寄贈資料展」が七月八日まで開かれている。十五年以上前に生産を終えた、都電荒川線の行き先を示すポリエステルフィルム製の方向幕など区ゆかりの約百二十点が並ぶ。

 教育、戦争、ものづくりの三テーマを展示。教育では、戦前に児童が描いた明るい色合いの写生画が往時をしのばせる。戦争では一九四五年の城北大空襲による罹災(りさい)証明書や、被災者が空襲をつづったわら半紙などがある。

 ものづくりでは、都電やバスなどの方向幕と、ローラーで方向幕を巻いて表示を変える方向幕巻き取り器が珍しいという。方向幕は、当初は墨汁で手書きした木綿地だったが、印字したポリエステルフィルム製などに変わり、発光ダイオード(LED)灯などの行き先表示機器の普及により、需要が減っていった。

 学芸研究員の岩崎茜さん(27)は「今では見られなくなった品を見て懐かしんでいただければ」と話す。入館無料で月曜休館。問い合わせは同館=電03(3980)2351=へ。 (増井のぞみ)

 

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