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セクハラ加害者は「前市長」 狛江市、相談文書の非公開部分開示

東京

2018年6月23日

黒塗りだった加害者部分が開示され「市長」を名指しするセクハラ相談の文書の写し

 狛江市の高橋都彦(くにひこ)・前市長が女性職員へのセクハラ問題で辞職に追い込まれるきっかけとなった市のセクハラ被害相談の記録文書が二十一日開示され、加害者部分に「市長」と書かれていたことが分かった。今月四日の前市長の辞職後、共産党市議が改めて市に情報開示請求していた。これまでに公開された同文書は、加害者部分が黒塗りにされていた。 (鈴木貴彦)

 同文書は二〇一六年四月、市が複数の女性職員から寄せられたセクハラ相談への対応をまとめて作成した。共産市議が昨年十一月に開示請求して入手したが、加害者の役職名と推定される十数カ所が黒塗りにされていた。共産市議らは今年三月の市議会で、前後の文脈などから「加害者は市長ではないか」と追及し、問題が公になった。

 前市長は市議会や記者会見で自分が加害者であることを一貫して否定。市の文書にも「信頼性に疑問がある」と述べていたが、市の再調査でセクハラ行為が認定され、被害者が実名で抗議文を出したことで責任を取って辞職した。

 非開示から開示へ変更したことについて、市総務部の山口敦史主幹は「今回は、前市長がセクハラを事実上認めて辞職した段階で請求され、非開示理由となる『他人に知られたくない情報』ではないと判断した」と説明した。

 共産市議団の鈴木悦夫団長は「請求は三回目で、もっと早く開示していれば解決も早まったはず。市は四年前から市長のセクハラ行為を把握しており、一連の対応は非難されるべきだ」と話した。

 

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