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杉並区長選 告示 4人出馬 舌戦始まる

東京

2018年6月18日

 杉並区長選と区議補選(被選挙数二)は十七日告示された。区長選にはいずれも無所属で、コンサルティング業の南俊輔さん(33)、三選を目指す現職の田中良さん(57)、弁護士の三浦佑哉さん(34)=共産支持=、元区副議長の木梨盛祥さん(68)の四人が立候補を届け出た。

 各候補は駅前で第一声に立ち、区立施設の再編や子育て施策などについて主張を訴え、有権者に支持を求めた。

 区議補選には元職二人、新人四人の計六人が立候補した。投票はいずれも二十四日午前七時から午後八時まで、区内六十七カ所で行われる。開票は二十五日午前八時四十分から。十六日現在の選挙人名簿登録者数は四十八万二千八百六十一人。(渡辺聖子、増井のぞみ)

(届け出順)

◆南俊輔(みなみ・しゅんすけ)さん(33)無新

【略歴】コンサルティング業(元)会社員▽成蹊大

 子育て政策にまず取り組む

 南さんは、荻窪駅西口付近で「子どもは日本の宝。子育て政策に一番に取り組む」と第一声。小学生の子ども二人の父親の立場として「経済的に不安があるとお子さんを産めない」と強調し、二〇二〇年までに合計特殊出生率二・〇を達成するため、子ども一〜四人目に三十万〜三百万円の一時金を支出するとした。

 「街をきれいにすると心がきれいになる」との持論から、自宅や店舗前にごみ箱を設置し、片付けに協力する区民へ最大月一万五千円を支払うと公約。選挙カーやチラシは用意せず、徒歩や自転車で区内を巡る。

◆田中良(たなか・りょう)さん(57)無現<2>

【略歴】区長(元)都議長・区議・テレビ東京社員▽明大

 区政の目的は区民福祉向上

 田中さんは阿佐ケ谷駅南口で出陣式。「区政の目的は区民福祉の向上。二期八年、具体的な施策を進めてきた」と力を込めた。

 課題に首都直下地震への備え、少子高齢化対策などを挙げた。今年四月に待機児童ゼロを達成した一方、誰もが認可保育園に入れる状況をつくらなければならないと主張し、引き続き認可園を整備するとした。

 政党推薦は受けていないものの、与野党を超えて区議の過半数が支援。自民党の石原伸晃衆院議員も激励に駆け付けた。最後にガンバローを三唱、拍手に送られ選挙カーに乗り込んだ。

◆三浦佑哉(みうら・ゆうや)さん(34)無新=共

【略歴】弁護士▽明大院

 区民の声反映 杉並変えたい

 「皆さんと一緒に杉並を変えたい」。三浦さんは阿佐ケ谷駅南口でマイクを握った。区の事業をめぐり、さまざまな不満が出ているとして「区民の声を区政に反映させる」と訴えた。

 国民健康保険料や保育料の値下げ、七十五歳以上の医療費窓口負担ゼロに取り組むと主張。区独自の給付型奨学金の創設、ブラック企業をなくすことなども公約に掲げた。

 その後は支援者と一緒に駅前の商店街を練り歩き、有権者にアピール。これに先立つ荻窪駅前での街宣には、自由党の山本太郎参院議員が激励に訪れた。

◆木梨盛祥(きなし・もりよし)さん(68)無新

【略歴】区軟式野球連盟顧問(元)区監査委員・区副議長▽専修大

 現区政の腐敗 私物化許さぬ

 木梨さんは、浜田山駅前で「現区政の腐敗と私物化を断じて許さない」と第一声。「区長は、区の補助や委託を受けている団体から政治資金集めのパーティーを開いてきた。予算の権限を持つ立場として、利害関係団体から政治資金を集めては絶対にならない」と問題視した。

 区長報酬の30%削減や専用公用車の廃止などの改革を公約とし「区長は殿様であってはならない」と強調。少子高齢化社会に向け「介護・福祉の充実や教育の前進を図る」と述べた。一部の区議ら支援者が「勝手連」として見守った。

 

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