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筋ジスと闘う小沢綾子さん 新宿で旅行報告会

東京

2018年6月17日

後方にデンマークでの写真を写し、旅行を報告する小沢さん=新宿区で(百年書房提供)

 身体の自由が奪われていく難病、筋ジストロフィーと闘いながら、歌と講演で全国を回って「今を生きる大切さ」を訴えている社会活動家、小沢綾子さん(35)=墨田区=が充実した福祉で知られるデンマークを車いすで旅した報告会を新宿区内で開いた。 (井上幸一)

 「デンマークの人たちの顔は生き生きとしていた」と小沢さん。報告会には、車いすの四人を含め、約五十人が参加。写真や動画で旅行を振り返り、関係者とトークを繰り広げた。

 視察旅行は、障害者の国際交流などを進める非営利一般社団法人「グローバル カタリスト」の仲介で先月、九日間行われた。現地の筋ジス協会などを訪問、フェスティバルにも参加して日本語の歌を披露した。

 初の著書となる詩集絵本「10年前の君へ 筋ジストロフィーと生きる」(五百四十円、百年書房)を今年著した小沢さん。訪れた筋ジス協会のレジャー施設について「ホテルよりおしゃれ。便座の高さも利用者に応じて上下する」と振り返り、「五十、六十代の患者が、不自由だが、ストローでワインを楽しそうに味わっていた」と難病の人たちの生活を報告した。

 一方で、「車いすでの移動は日本のほうが楽。コペンハーゲンは古い街並みで石畳が多く、ガタガタして大変だった」とも。「(車いすで)電車などに乗る場合、デンマークでは予約が必要。車いす移動の環境比較だと、日本に軍配が上がるかも」と旅で気付いた日本の良さも話した。

 

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