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童謡100年の歩みを振り返る 町田で企画展 白秋と弟子・藪田を軸に

東京

2018年6月15日

北原白秋らが活躍した雑誌「赤い鳥」創刊号の表紙

 童謡が普及する歩みを、詩人の北原白秋(一八八五−一九四二年)と、弟子の藪田義雄(一九〇二−一九八四年)の足跡を軸にたどる「童謡とわらべ唄」が、町田市の町田市民文学館(原町田四)で開かれている。十七日まで。

 児童向け雑誌「赤い鳥」が一九一八(大正七)年に創刊されて百年になるのに合わせた企画。日本の児童文学・児童音楽に多大な影響を及ぼした同誌で、白秋は「赤い鳥小鳥」「あわて床屋(とこや)」などの童謡を発表している。

 神奈川県小田原市出身の藪田は十代のころ、同市の自宅で童謡づくりに励んでいた白秋と出会い、才能を認められて秘書にもなった。白秋が亡くなった後は、師の遺志を継ぎ、各地に残るわらべ唄の収集、研究にも取り組んだ。六九年に町田市に転居し、亡くなるまで暮らした。

 文学館の会場では、同誌の創刊号や白秋の草稿、詩集などを並べ、童謡の草創期を回顧する。藪田が編集主任となって戦後に刊行した全六巻の「日本伝承童謡集成」も展示している。

 午前十時〜午後五時。観覧無料。問い合わせは、同館=電042(739)3420=へ。

   (栗原淳)

白秋の秘書も務めた藪田義雄(いずれも町田市民文学館提供)

 

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