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目黒虐待死受け「転居時の情報共有強化を」 知事が国に要望書

東京

2018年6月14日

 目黒区の船戸結愛(ゆあ)ちゃん(5つ)が虐待を受けて死亡したとされる事件を受け、都は十三日、児童相談所(児相)が対応している児童が転居する際、自治体間の情報共有体制を強化することを求める緊急要望書を厚生労働省に提出した。

 小池百合子知事は同日、新宿区の都児童相談センターを視察後、記者団に「今回は香川県から引っ越しをしてきたケースで、情報共有が十分でなかった一つの例かと思う」と説明。「全国の児童相談所でも同じ問題を抱えていると思うので、国の方で統一ルールを作ってほしい」と話した。

 視察では、相談所を利用する子どもや保護者への支援方針を決める会議に出席=写真=したほか、現場で対応にあたる職員らから話を聞いた。

 同事件では、結愛ちゃん一家は今年一月、香川県から目黒区に転居。香川県と都の二つの児相がかかわっており、児相の間の情報共有に問題があった可能性が生じている。

 要望書では、厚労省の通知で規定されている転居時の情報提供のルールについて、児童の安全確保の観点から見直しをするよう要請。児相や区市町村が、医療機関や児童福祉施設、学校だけでなく、飲食店や交通機関などに対しても、虐待を受けている児童の情報提供を求められるよう、児童虐待防止法を改正することも求めた。 (榊原智康)

 

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