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障害者団体、小学校改築で文京区へ要望書 EV位置見直し求め

東京

2018年6月14日

 全国九十七の障害当事者団体でつくる「DPI(障害者インターナショナル)日本会議」(千代田区)などは、文京区立小学校二校の改築で、エレベーターの位置の見直しを求める要望書を区と区議会に提出した。計画が、障害などが理由でエレベーターを利用する児童と一般児童の移動ルートが異なっていることを問題点として指摘している。

 明化(千石一)、柳町(やなぎちょう)(小石川一)の二つの小学校の基本設計では、階段は入り口近くにあり、エレベーターは階段から二十〜二十五メートルほど離れた多目的ホールの奥に設置。エレベーターに乗るには、ホール隣の廊下を通る必要がある。また、図面上は廊下とホールが分かれておらず、一体的に書かれている。

 要望書はDPI日本会議と、DPI東京行動委員会が五日、郵送で提出。ホール使用中ならば、その中を通るか、別ルートを使わなければならないとし、エレベーターを階段近くに設置することや、バリアフリーに考慮した区立施設の建築指針を策定するよう求めている。

 DPI日本会議の佐藤聡事務局長は「障害の有無にかかわらず同じルートで移動できる設計が共生社会の実現には大切」と説明。区は要望について精査中とし、「ホールと廊下は仕切りなどで明確に分ける考えで廊下を通れない状況はなく、バリアフリーを前提に設計している。他部署とも協議し、回答する」としている。

 老朽化や児童増が進む両校の基本・実施設計は本年度にまとめられ、来年度から改築工事が始まる。 (中村真暁)

 

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