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死んだはずの男性帰宅 警視庁 江戸川の水中遺体の身元誤る

東京

2018年6月13日

 死んだとされていた男性は生きていた−。警視庁は十二日、江戸川の水中で見つかった遺体の身元確認を誤り、遺体が別の男性だったと発表した。亡くなったとされた男性が家に帰ってきたため、判明した。刑事総務課によると、昨年六月下旬、葛飾区の江戸川で男性の遺体が見つかった。亀有署は、三日前に行方不明届が出ていた千葉県松戸市の男性とみて、親族に身元確認を依頼。妻ら三人が「間違いない」と話したため遺体を引き渡した。

 しかし、今年五月、亡くなったはずの男性が松戸市の家に現れ、驚いた妻が署に通報。署員が調べたところ、遺体から採取していた指紋と、行方不明になっていた葛飾区の男性宅に残っていた指紋が一致した。二人の男性は三十代後半〜四十代前半と年齢が近く、いずれも身長一七〇センチ前後。ほぼ同時期に行方不明届が出されていた。遺骨は納骨されたが、本来の遺族に引き渡す手続きを進めている。警視庁は年間約二万件の変死体を扱い、身元の特定は親族らによる顔の確認に頼っているという。上原智明課長は「誠に遺憾。再発防止を徹底する」と話した。 (加藤健太)

 

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