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40年目の晴れ舞台、華やかに 市民手作りの小金井薪能

東京

2018年6月9日

市民がつくる小金井薪能の魅力を語る津村礼次郎さん=小金井市で

 小金井市民がボランティアで運営する小金井薪能が、今年も八月二十六日に都立小金井公園内の特設舞台で開催される。第一回が行われた一九七九(昭和五十四)年から数えて四十年目。十日からの前売り券発売を前に、実行委員たちは「華やかな舞台を」と準備に大忙しだ。 (鈴木貴彦)

 小金井薪能は市内在住の能楽師・津村礼次郎さんと作家の林望さんの発案で始まった。「小金井で市民による文化的な活動を」という思いを胸に、企画や出演交渉、宣伝、チケット販売、会場の設営まで、すべて市民が担うスタイルを貫いてきた。ここ数年は創作ダンスなど新しい舞台づくりにも挑戦している。

 市内で記者会見した津村さんは「市民手作りの薪能がこんなに長く続いているのは全国的にも例がないのでは。小金井市民は誇りを持っていい」と語った。小金井薪能会長の歯科医師、黒田百樹さんも「去りゆく平成の夏を楽しい一夜にしたい」と抱負を語った。

 今年の演目は、火入れ式の後、津村さんが巫女(みこ)を演じる能「巻絹(まきぎぬ)」のほか、人気狂言師・野村萬斎さんらによる狂言「二人袴(ふたりばかま)」、津村さんも出演する創作ダンス「THE KUMANO−2018」。

昨年8月に上演された「船弁慶」(小金井薪能提供)

 会場は小金井公園江戸東京たてもの園前(桜町三)。午後五時開場、同五時半開演。雨天時は中央大学付属高校講堂(貫井北町三)で。チケットは前売り券のみで、十日からチケットぴあ、小金井宮地楽器ホールなどで扱う。S指定席七千円、A自由席四千円、学生(小学生〜大学生まで)自由席二千円。

 問い合わせは平日午前十時〜午後四時に事務局=電042(387)1712=へ。

 

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