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あきる野の造形作家・石川さん 集大成の銅版アート作品展

東京

2018年6月8日

作品を紹介する石川さん=立川市で

 銅板造形作家石川雅与(まさとも)さん(38)=あきる野市=の作品展「これまでと、これから」が8日から、立川市柴崎町4のスタジオLaLaLa(ラララ)で始まる。来年には拠点をドイツに移すため、これまでの活動の集大成として初期からの作品を展示する。17日まで。 (竹谷直子)

 「冷たい金属なのに、温かさ、革のような柔らかさを感じた」。石川さんは二十二歳のとき、立川市を拠点に活動する銅板造形作家赤川政由さんの作品を展示会で見て一目ぼれ。銅板のアート作品に触れたのも初めてだったが、すぐに赤川さんの下で修業を積むことを決めた。

 以来、日本での活動の傍ら、十カ国以上を旅してアートを通じた交流を深め、技術を磨いてきた。インドでは直径五十センチほどの巨大な銅鍋を金づち一つで作る職人に出会い、大掛かりなプレスやカットの機械が必要との考えを改めた。

 旅先には最小限の金づちや板などを持参し、現地で培った感性を生かして制作を続けている。二〇〇九年に、日仏現代国際美術展新作家賞などを受賞した。

 今回展示するのは、銅板から作り出した木々やアジサイの花のつぼみ、旅先で会った人々をかたどった作品など約百点。さびや硫黄で酸化させた銅そのものの色合いで、繊細に表現している。

 ドイツでは、展覧会などを開きながら活動の場を広げていく。石川さんは「昔から人に笑顔になってもらうことが好き。多くの人に見てもらい、人の心や温かさを感じ取ってもらえれば」と話した。

 午前十一時〜午後六時。入場は無料だが、十三日午後七時からのマルチプレーヤー中嶋恵樹さんのコンサートは入場料三千五百円。問い合わせはラララ=電090(2564)3198=へ。石川さんの主な作品はホームページ(http://maboworks.net/gallery/)に掲載されている。

 

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