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中野区長選候補者の横顔(上)

東京

2018年6月5日

 中野区長選(十日投票、十一日開票)は五選を目指す現職に対し、区政の刷新を訴える新人三人が挑んでいる。候補者の横顔を二回に分けて紹介する。 (渡辺聖子)

(上から届け出順)

◆吉田康一郎(よしだ・こういちろう)さん(51)無新

 国政に都政、経験強み

 「生まれ育ったふるさと中野を良くしたい。今よりも希望が持てる区政をしたい」と出馬を決めた。

 子どものころから歴史が好きで、政治への関心があった。慶応大を卒業後は、政策に関わる仕事がしたいと経済団体連合会(現在の日本経済団体連合会)に就職。二〇〇一年に請われて都議選に出馬したことが、政治の道へ進むきっかけとなった。

 この時は議席を得られず、しばらく衆院議員秘書として働いた。国政を知り、地方と霞が関のやりとりを見てきた。その後は都議を二期七年務め、二十三区だけではない都政も学んだ。中野区長に職員出身者が続いている現状に対し、これらの経験を強みに掲げる。

 サラリーマン時代に旅した国は二十五カ国に上る。ベルリンの壁が崩壊した年に行った東欧が印象に残るという。「希望は捨てていない」と笑顔で語る独身。

◆田中大輔(たなか・だいすけ)さん(66)無現<4>=自

 区政16年、流れを継続 

 四年前、自らが定めた多選自粛規定を撤廃して四選を果たし、十六年にわたり区政を担ってきた。「区政課題はさまざまに動いている。これまでの流れを途絶えさせることは区民に不利益が及ぶ」。そう考え、五選を目指して立候補した。

 「人の暮らしをより良くしたい」と中央大卒業後、中野区の職員に。行政改革課長として仕事に励む中で、区政の停滞を感じ、区長に転身した。

 実績の一つに、逼迫(ひっぱく)していた財政の立て直しを挙げる。今年三月には、就任当初から研究してきたユニバーサルデザインの推進条例が制定され、「次の四年間で歩みを着実に」と話す。

 都内の大学で「自治と行政」をテーマに講義を持っており、休日はその準備に忙しい。妻と会社員の息子の三人暮らし。趣味は料理で、朝食作りを担当する。「最近、妻に評判がいいのはかき揚げ」と笑う。

 

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