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山王祭が7日開幕 氏子町の伝統感じて お祭り前に企画展

東京

2018年6月2日

山王祭に参加する各町会の色とりどりの手ぬぐい=千代田区で

 日本三大祭りの一つに数えられる日枝神社(千代田区永田町二)の山王祭が七日から始まるのにあわせて、同区外神田六の文化施設アーツ千代田3331で、氏子町の歴史や文化を紹介する企画展が開かれている。豪華なみこしや山車が繰り出す祭りを支える各町を、身近に感じてもらおうという展示会だ。 (神野光伸)

 山王祭は、神田明神(同区外神田二)の神田祭とともに「天下祭」と呼ばれる。両神社が隔年で本祭りを行い、今年は日枝神社の番。最大の盛り上がりを見せる神幸祭は八日に行われ、日枝神社を出発する王朝装束姿の氏子らの行列が皇居周辺や日本橋、銀座など都心を一日かけて巡る。

 企画展では、今年が明治維新から百五十年の節目に当たることから、近代化が進む当時の氏子町の街並みや商店の様子をパネルで紹介。祭り衣装にかかせない各氏子町会の手ぬぐいやちょうちんも展示し、祭りのにぎやかな雰囲気を伝えている。

 注目を集めるのが、幕末から明治期にかけての政治家・剣術家で、書の達人としても活躍した山岡鉄舟が「日枝神社」と揮毫(きごう)した掛け軸。縦約百八十センチ、横約四十センチの大きさで、氏子町会の一つ、麹町五丁目の町会が代々保管し、祭りの際に神酒所に飾る貴重な品だ。

 広報担当の稲葉智子さんは「江戸から続き、明治から現在に至るまで、氏子町会が山王祭を支えてきた。時代の変遷をたどりながら、各町の歩んだ歴史や伝統を多くの人に知ってもらいたい」と話している。

 企画展は十日まで。開館時間は午前十一〜午後六時。会期中は無休。入場無料。問い合わせは、アーツ千代田3331=電03(6803)2441=へ。

 

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