XMenu

肥沼医師の功績伝えたい 市民団体、紙芝居90セット八王子市に贈る

東京

2018年5月25日

紙芝居を披露する田中さん(右)ら=八王子市で

 第二次世界大戦後のドイツで感染症治療に尽力した八王子市出身の肥沼信次医師(一九〇八〜四六年)を描いた紙芝居「ドクター肥沼ものがたり」九十セットが二十四日、市に寄贈された。

 制作した市民団体「Dr.肥沼の偉業を後世に伝える会」の代表塚本回子さん(77)、原画を描いた田中尚子さん(49)ら四人が市役所を訪れ、安間英潮教育長に紙芝居を手渡した。市は、市立の小学校七十校と図書館四館二分室に配布する。

 塚本さんは「子どもたちに肥沼医師のことを少しでも伝えられたら」、安間教育長は「大切に使い、子どもたちの教育に生かしていきます」と話した。

 肥沼医師は一九三七年にドイツに留学。終戦後、ウリーツェン市で発疹チフスの治療に当たったが、自らも感染して亡くなった。紙芝居はこうした生涯を描いている。

 ウリーツェン市で名誉市民となっている医師の功績を伝える塚本さんたちの活動などがきっかけになり、八王子市とウリーツェン市は昨年、友好交流協定を結んだ。 (萩原誠)

 

この記事を印刷する