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アトムや漱石風味 新宿ご当地七味 内藤とうがらしで「10万馬力」に

東京

2018年5月22日

内藤とうがらしを使い開発された7種の七味。(右下から時計回りに)アトム缶セット、江戸、てっぽう、ゴジラ、文豪、とうがらし女子、レインボー=新宿区の新宿武蔵野館で

 新宿区の江戸東京野菜・内藤とうがらしを広める有志が、区内の地区にちなんで名称をつけた七味七種類を開発、販売している。一番人気は、手塚治虫(おさむ)さんの漫画の主人公「鉄腕アトム」を題材にした「アトム七味(高田馬場)」。リーダーの成田重行さん(76)は「歴史・文化があふれる新宿のみやげ物に育って」と期待する。 (増井のぞみ)

 内藤とうがらしは、現在の新宿御苑に屋敷を構えた高遠藩主・内藤家が栽培を始め、周辺に広がった。上品な辛さとうまみが特徴。当時流行したそばの薬味として庶民の人気を集めたが、都市化で畑が減り、辛さがより強い品種「鷹(たか)の爪」が主流となったため廃れた。二〇一〇年に成田さんらが復活させた。

 高田馬場の科学省で生まれたという設定のアトム七味は、小柄だけど十万馬力を持つアトムのように、小粒で辛い和山椒と内藤とうがらし、黒ごまを配合。「アトムのファンに満足してもらえるよう、何度も試食を重ねました」と成田さん。アトムの衣装と各材料の色をそろえた緑、赤、黒の三色のパッケージにもこだわった。

 このほかの七味は、文豪(早稲田)、とうがらし女子(戸山)、てっぽう(百人町/大久保)、ゴジラ(歌舞伎町)、レインボー(新宿二丁目)、江戸(内藤町)。「文豪」はほのかに辛いココア飲料で新宿生まれで甘党の作家・夏目漱石をイメージした。「レインボー」は塩とバジルなど十種以上のスパイスを合わせて個性的な街を表現している。

 昨年六月から今年二月にかけて順次開発し、新宿駅中央東口にある老舗の映画館「新宿武蔵野館」で販売している。

 いずれの七味も一袋十グラム入りで五百六十七円。「アトム」は特製缶を付けると八百八十六円(いずれも税込み)。問い合わせは成田さん=電090(5544)1334=へ。

 

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